沖縄の小学校教師が、1年生の子どもに、「頭使って」などと話したことがニュースになっている。障害がないのに他と比べて自分勝手で成長していない子どもに対してこの程度の事はほとんどの教師が言うことだが、親達の一部は法務局に訴える態度を取ったり、子どもにボイスレコーダーを持たせて教室内の音声を録音したりしているそうだ。もはや、まともな大人がやることではない。親達の最終目的は何なのだろう。このような変わった保護者達の子どもがどれほどすごかったか、想像するのは簡単だ。親と子どもは必ず似るからだ。このような子どもがたくさん集まってしまった学級の担任に同情する。どれほど大変だったことだろう。親達は、家庭教育が普通にできなかった自らの無能さの怒りを、学校に向けてきた。愚か者はどこまで行っても愚か者だ。
親さえまともであれば子どもも学級も普通になる。だから「親教育」が大事なのである。極端に言えば、子ども達が学校に来るのではなく、親達が学校に来て、教師から一般常識のある普通の大人になるように育ててもらえば、それだけで子ども達も普通になっていく。自分勝手で生活能力が劣る子どもに育てた親たちも、周りが見えず自分勝手ですぐ人のせいにする、社会の中の困ったちゃんなのである。