衆議院において、もう議論はやめてTPPの採決をしようという与党と、もっと議論が必要だという野党がぶつかっている。

 私には、なんで野党がもっと議論をしようというのかよくわからない。いくら議論をしても、議席の少ない野党の言う通りになることはない。議論がスタートする前から議席の多い自民党の思うがまま、言うがままに何でも決定することが決まっているのだから、議論をする必要などない。選挙当日の夜(どちらの党の議席が多いか決まった時)に、すべてが決まるのであり、過半数を取った党以外の党も参議院も国会もいらないのである。

 でもそれではまずいので、茶番劇を少しやって見せて、国民向けに体裁を繕っている。お金がかからないのであれば、どこで何をやっても構わないのであるが、われわれの収めた莫大な税金を使っておふざけごっこ(茶番劇)をやるのであれば、それは許すことができない。

 このブログでも何度も書いているが、やはり党というものを作らず、議員一人ひとりが独立して国会で自分の考えを話したり、法案に投票したりできるようにするしかない。しかし、それではいくつかの不都合(外交や経済の継続性、国益などの問題)も出てくるので、党則などを設けない最低限の集団をつくる必要はあろう。

 政党政治や二院制など、現在のしくみは全くよくない。