最近、ラジオ番組へのリスナーからの手紙を聞いていると、「○○さん(DJの名前)、スタッフの皆さん、こんにちは」という挨拶が増えてきた。果たして、「スタッフの皆さん」も必要だろうか。
リスナーと直接的に関わっているのはDJだけであり、間接的に関わっている人を含めるとかなりの人数になる。広く考えると、番組を安心して作ったり放送したりできるようにしてくれている警備の人々やはがきを届けた郵便配達人も入る。
DJが自分の才能をもって番組の中心者、責任者(番組の人気がないと降板になる)となっているわけで、首にもならず責任もなく間接的にただルーチンワークをしている社員(スタッフ)にいちいち挨拶をすることに、私は不自然さや違和感、さらに言うといやらしさを感じるのである。