オリンピックの体操男子団体で日本が金メダルを取った。国歌が流れる時、日本の選手たちは表彰台の上で曲と一緒に歌っていた。表彰台の上では歌わずに、一番高く上がる日の丸をじっくり見ながら、優勝をかみしめてもらいたかった。もちろん日本人選手以外で表彰台に上がって国歌を歌う国は世界にない。皆、感動に震えながら上にあがっていく国旗を見ながらこれまでの苦しみと今の喜びをかみしめているのである。
なぜ日本人選手だけ、しかも今回だけそんなことをしているのだろうか。その理由は、五輪壮行会においてオリンピック組織委員会会長の森元総理が、「国歌を歌えない選手は日本の代表ではない」「選手の皆さんにお願いしたいのは、声を大きく上げて、表彰台に立ったら国歌を歌ってほしい」と指示をしたからである。森氏によると、これまでの世界中の全ての金メダリスト、銀メダリスト、銅メダリストは、国の代表ではないということになる。森氏はいつも一人で何を考えているのだろう。彼の周囲には、だれか注意をする人はいないのか。
森氏は総理時代もとんちんかんな持論ばかり話して、国民やマスコミからいつも非難され、辞任した人だ。政界ではないから森氏でも大丈夫だろうということでオリンピックに身を置かせてもらっているのだろうが、やはり的外れな人はどこまでいっても的外れである。オリンピックからも身を引いて、今後何かの代表になるのはもうやめたほうがよい。オリンピック組織委員会会長も、今回のオリンピックまでにしてもらいたい。東京オリンピックの予算やエンブレム、国立競技場のデザイン選定など、彼は何一つ普通にできない。彼には責任感や計画性、統治・管理能力などが全くないことがわかるだろう。4年後の東京オリンピックまで続けられたら、大変なこと、面倒くさいことがたくさん起きてしまう。