「報道ステーション」を去る古舘伊知郎氏が,最後に自分の思いを7分間近く一人で喋りまくった。終わってから,彼は何を言ったのかと振り返ってみると,何も思い出せない。心に残ることがなかった。細切れにたくさんのことを次々と話すのが原因であろう。時間を埋めればよいというものではない。彼が話した後に残るのは,無駄なことを聞いてしまったなあという思いと疲労感だけだ。

 でも内容はともかく,彼は間をあけずにずっとしゃべり続けることができるという特技を持っている。今後,それを生かせる番組で活躍してもらいたいと思う。例えば,やはり初めの頃にやっていたスポーツの実況アナなどが彼にぴったりではないだろうか。プロレスなどの実況で,ふざけたような内容を早口でしゃべり続けると,盛り上がるだろう。

 ニュースの司会者などは彼に合わなかったと思うが,十年以上もがんばって続けてきて,立派だったと思う。