ショーンK氏の学歴詐称が問題になっている。しかし,本当の名前も「ショーンK」ではなくコテコテの日本人名で,以前の顔も今のようなハーフ顔ではなかった。そうなると,単なる学歴詐称と言うより詐欺師に近い。

 彼のファンやお友達は,学歴にウソがあってもこれまでのコメントはとてもよかったと,口をそろえて話している。しかし,経済や国際情勢,政治などについて専門的ではない一般人に,「良いコメントだった」「納得できるコメントだ」と思われるということは,無難なことや大衆受けすることだけを話してきたともいえる。さらに言うなら,実は彼には実力がなく,コメントはウソであったり,的を得ていなかったりしており,我々のように無知な一般市民と共感し合うだけだった恐れもある。研究者や専門家たちから,よいコメントだ,的確だと言われるようでないと,意味がない。

 他人から正しい知識や的確な状況,見通しを教えてもらう時,それについてあまり知識のない聞いている側の人が共感するかしないかは重要ではない。あまり物を知らない人に共感してもらったり賛成してもらったりすれば,他人が説明していることが正しいとはならない。では,無知な我々一般市民は,どのような人から教えてもらうのがよいのだろうか。それは,我々の感情や気持ち,そして我々が同意できるかどうかに関係なく,専門知識や思考力,分析能力など本当の実力がある人物ということになる。そして,それらを兼ね備えているかどうかを判断する材料として,学歴やどこの機関で仕事をしていたかなどの職歴などが証明となる。だから,学歴や経歴の詐称はいけないのである。

 彼のこれまでのコメントを擁護する司会者たちや彼のファンたちは,なぜ彼が国際通ぶった名前にし,ハーフ顔に整形したのか,その目的を考えてもらいたい。国立大の教授たちは整形などしていないし,する必要もない。ショーンK氏は,ニュースとバラエティを混同していたのかもしれない。