フリージャーナリストの安田氏が,シリアで武装勢力に拘束されているとのことだ。身代金を払うと,お金をもらえるんだと思われて同じようなことが増えてしまうし,テロをさせるための資金を与えることにもなってしまうので,身代金と引き換えの解放は無いのだろう。

 危険だとわかっていて彼は行ったはずだ。命を賭けていく理由はあったのだろうか。戦場の様子を伝えると言っても,その効果は期待できない。実際テロはエスカレートし続け,それを行なっている国への西側諸国による攻撃も激しさを増しているのが現実だ。その両者の攻撃で人々は無くなっていく。先進国であろうと人を殺し,倫理も道徳も何の役に立たない。きれいごとで戦争を止めることはできないだろう。武力によってやるかやられるか,人間はそれで何千年もの間結論を出してきたし,それが今の時代から突然変わることなど考えられない。

 戦場に行くフリージャーナリストや写真家たちの気持ちはわかるが,自分の命とその効果を考え,最後は自己責任で行動をするしかないのだろう。