◎万引きの件(誤解)で高校に推薦されないために自殺した生徒が学校で担任に話した言葉。
・「万引のことは家の人に言わないで」
・家に帰って受験校を親と相談するように担任が生徒に伝えたら,「親が忙しく話ができなかった」
・「『3年になってからガラスを割っているので専願受験はできない』と親に伝えたら、『そんなことで受けられないのはおかしい』と親が怒っている」
・「親は私立は1校しか受けさせないと言っている」
◎自殺した生徒が家庭で親に話した言葉。
・「先生、どうせ聞いてくれない」
親は,子どもの気持ちが全然わかっていなかったのではないか。関係もよくなかったように見える。また,生徒は親への恐怖から,「先生,どうせ聞いてくれない」とウソを言っているように思われる。子どもは怒られたくないために,誰かを悪者にして嘘を言うことは多々あることだ(学校では親を,家庭では先生を悪く言う)。今ニュースでは「先生、どうせ聞いてくれない」という,学校が悪いと思わせる言葉だけが大きく繰り返し取り上げられているが,生徒が学校で担任に話した言葉も同じ程度に取り上げることは,マスコミと教育評論家たちには認められないことなのだろうか。一体彼らは何を目指しているのだろう。情報量は同程度にしないと,偏った世論操作になる。どこ(家庭,学校,生徒)にどのくらいの責任があったのか,正確な情報を集め専門家たち(尾木氏のような人ではなく,感情を含めずに客観的な分析や考察ができる研究者という意味)によって詳細に検討され,その結果事実や原因などがわかってくる。結果ありきで世間を煽って金を稼ぐマスコミや教育評論家は恥を知ったほうがよい。
また,生徒が自殺したことは残念だが,死んだからといって,それほどの客観的な悪い行為をしたとは言いきれない。頭をパシッと叩かれただけで自殺する人もいるだろうし,何とも思わない人もいるのである。また,他の要因も絡み合って自殺したのかもしれない。原因を私なりに予想をしてみると,一番は心理的に自殺にまで追い込んだ親子関係,二番目に学校の進路指導の在り方(時間を取ってじっくり話し合うなど),三番目に学校・生徒・親の三者間の信頼関係といいたいが,三番目の親との信頼関係は無理な場合がけっこうある。ごう慢で勘違いをしている攻撃的なモンスターはたくさんいるものだ。教師でも,性格や考え方が出来上がっている大人を変えることはなかなか難しい。一番目と二番目について,今後の改善が望まれるということになろう。