高市総務大臣による放送局への停波発言について,ジャーナリスト達が批判声明を出した。それについて彼女は「いろいろな意見があるなあと感じた」と述べた。批判の中身について誠実に説明できず,他人事のようなとぼけたふりをして逃げるなんて,一国の大臣として恥ずかしい。国会は口げんかの場ではない。総理を含め今の大臣たちは,論点をすり替えたり,逆に相手の悪口を言ったり,嘲笑したりすることで,なんとか相手を口げんかで負かせてやろうとしている。まさに反抗期の中学生と同じ行動だ。意図的にそうやっているのか,あるいは単なる能力なのかはわからないが,総理が安倍氏になってから国会や予算委員会での議論の質がずっと落ちた。
特に彼女はプライドが高い。能力のない人ほど比例してプライドが高いものだ。女性だから「(誰にも)負けまい」という気持ちがより一層強いことも影響しているのだろう,と言ったら差別だと言われるか。とにかく彼女は答弁においてもインタビューにおいても自己主張を繰り返したりとぼけて論点をそらしたりするだけで,正確に詳しく答える気持ち(知識?)がない。そのようなことではなく,政治家だったら誠実に内容の議論をして(内容の議論を誠実にできるくらい勉強して),よりよい社会を目指してもらいたい。政治は言葉遊び,口げんかの場ではない。