教育の世界は,実験のように数値で正確に結果を示したりできないし,様々な子どもがいるのでこうすれば必ず全員がこうなるということも言えない。また法律や経済,ITの世界でみられるような専門用語もあまりないため,教育経験の少ない家庭の親達やテレビのコメンテーター達(せいぜい集団外での1,2人の子育ての経験しかないだろう)でも,自分の主張を正しいかの如く力説し,数十年の経験を持つプロの教師や学校を批判するという珍しい分野だ。このような分野においては,世間やマスコミの中での議論(「素人同士のやり取り」という意味)は不要で,研究機関における学問的なやり取りが重要である。