ベッキーが,結婚したばかりの男性芸能人と不倫していた。一緒にホテルに泊まったり,離婚届を暗に書かせるようなメールをしていたそうだ。ベッキーは,前からその芸能人のファンで,自分から近づいて行ったとのことだ。その芸能人には多くのファンがいるにもかかわらず,ベッキーは自分の人気を最大限に利用したアンフェアな方法で接近した。断らなかった男性芸能人も悪いが,結婚したばかりの男性に対して女性の武器を使っての誘惑はよくない。

ここまでは特に怒りは覚えなかったが,この事実が公になったあとのベッキーの記者会見での説明は許せない。彼女は,彼とは恋愛関係は無く友達だ(これは嘘である),誤解を与えてしまった(これも嘘である。誰も誤解していない),と話した。事実を認めて男性芸能人の妻やファンに謝罪できないなら,嘘を言ってファンや市民をだますのではなく何も言わないほうがよかった。嘘は「人」としての問題である。嘘を堂々と言って他人をだませる人かどうか,確信犯的に(自分で自覚しながら)不特定多数の人々をだますことができる人かどうかという問題だ。うそつきは泥棒の始まりともいう。間違いや勘違いなどで事実と違うことを言うならよいが,ただの嘘つきは相手にするに値しない。ベッキーは私の中では終わった。