日韓外相会談が終わった。在韓日本大使館前の少女像の撤去や国連などの国際社会でお互いにこの問題について非難し合わないこと等が合意された。言い換えれば,在韓日本大使館前以外の外国において少女像をどんどんたてて世界中を少女像だらけにすることと,韓国が個別的に各国の首脳に対して非難ではなく慰安婦問題についての事実の説明ならおこなってもよいこと(結局嘘と非難をおこなってもよい)等が合意された。合意文書の作成は韓国側が拒んだが,その理由は1つしかない。政権が変わった後,難癖をつけていつでも今回の口約束を反故にできるようにしておくためだ。

所詮話し合いも合意も無理なことだと思う。これからは未来志向と言いながら,韓国政府自身が,日本を恨むようになるための教科書を学校で使わせ,日本人を悪人と思わせるような報道をするようマスコミを誘導している以上,日本人と韓国人が心から仲良くなったり信頼し合ったり助け合ったりすることはない。未来志向ができるかどうかは,韓国の国民にかかっているのではなく,韓国政府にかかっているのだ。もし仲良くなれるのだとしたら,韓国政府が本当に心を入れ換え,韓国の教科書や学校教育,報道や情報番組などで,一方的な日本への悪口や非難がなくなってから数十年後の話だ。そうやって代がいれかわるまでは無理なことである。