年末年始に山に登り,亡くなったり捜索隊を出動させて騒ぎを起こしたりする人が続出した。1週間ほど前から,年末から年始にかけて10年に1度の強烈な寒波が日本を覆って平地でも強風や大雪に注意をするよう呼びかけていた。それでも山に登るのか。命を賭けて山に登る理由とはいったいどういうものだったのだろうか。どこかの山岳会に所属し,行く前に登ることを会に伝えていた人もいたという。会として,なぜ止めなかったのだろうか。来年も再来年も,いや永遠に,強烈な寒波がやってくれば同じことが繰り返されるのだろう。不思議だ。