自殺した理研の笹井氏は,小保方氏に対して「絶対、STAP細胞を再現してください」という言葉を残した。遺言として小保方氏に残した言葉を,小保方氏が反故にできるはずもない。彼女の一生はこれで決まってしまうのか。笹井氏がいかに正常な精神状態ではなかったかがこの言葉からも見て取れるが,それにしてもよくこれほど残酷なことを遺言として彼女に残したものだ。はじめて彼女がかわいそうだと思った。
小保方氏に言いたい。日本の化学研究への信頼を失墜させ,多くの一流研究者達に多大な迷惑をかけ,そして一人の命を奪った責任をとる方法をよく考えてもらいたい。「これからも一生懸命研究に取り組むことで,責任を果たしたい」といったおかしなことではだめだ。まず言葉遊びがすきな弁護士を切り,自分の能力と今回の愚かな行動(一流研究者ばかりに引っ付いておかしな振る舞いをしてきたこと)について総括し,自分の言葉で素直に反省を述べ,論文が撤回されて「無い」と決定したSTAP細胞については二度と「ある」というようなことをうそぶいたりしないことである。「ある」といいたいなら,それはごまかしや嘘がない証拠を示した後だ。こうすることでしか責任の取りようがないし,これが自分自身の人生を大切にすることにもなる。笹井氏の遺言を忘れることができるかどうかがカギとなろう。