関東地方で大雪が降っている。今日は,多くの私立大学で入試があるようだ。各大学では,時間に余裕をもって大学に来てほしいと呼び掛けているという。受験生は,雪が降っても降らなくても,試験当日の朝は限界まで時間に余裕をもたせるために,早く家を出る。雪が降れば,無理をしてでもさらに余裕をもたせようと最大限に努力をするのは当然だ。しかし,それでも交通機関が遅れたり止まっていたりするから,試験時間に間に合わないかもしれないという話である。大学側以上に,余裕をもって大学に行きたいという強い気持ちをもっているのだが,電車が来ないから,それができないのだ。大学側は,受験生の状況を考えず,一方的に「時間に余裕をもって云々」と軽々に言うものではない。「安全に気をつけて,学校に来てもらいたい」というのがよいだろう。そして,ぎりぎりまで判断に悩んでいるのではなく,できるだけ早く,HPなどで試験開始時刻を大幅に遅らせることを受験生に伝えてほしいものである。1時間位遅らせただけでは駄目だ。
 大学側には,トンチンカンな行動ではなく,現状に合った適切な対応を望みたい。