北海道室蘭市の公園で,国の基準の1400倍のヒ素が検出されていたことを,市は半年もの間,近隣住民に知らせていなかったことが明らかになった。このことについての市側の説明は,「すべてが判明してから住民に説明した方が混乱を与えないと思った。(結果として)対応が遅かった」というものだった。
 意図的に事実を隠蔽し,ばれた時に「混乱を避けるために事実を隠していた」という言い訳は,日本においては福島第一原発事故の放射能拡散時に国によって使われたのを最後にしようと,全ての国民が心に誓ったのだと思っていた。それが,日本のはずれの小さな地方までは浸透せずに,いまだ自治体によって使われていた。悲しいことだ。
 田舎の自治体職員といっても,日本の国民の一人であることに違いはない。自分たちの認識や能力の低さをしり,二度と陳腐でタブーな言い訳はしないことだ。