福一原発のすぐ南に位置する広野町で,3年ぶりにコメの作付けがおこなわれる。昨年試験的に米を作り,放射線量をはかった結果,国の基準を下回ったため,今回の作付けとなった。こんなに短期間で,ここまで放射線量が減るものなのだろうか。昨年の放射能の検査方法がどのようなものかは,容易に想像ができてしまう。
 今年秋ごろから,広野町の米が市場に出回る。産地に気をつけてスーパーなどで米を買ったとしても福島やその隣県の米を食べないようにすることは絶対に無理なことで(産地偽装のため),どうしても安全なコメを食べたければ,西日本の農家と直接契約して米を送ってもらうしかない。
 世界各国が言っているように,日本はまさに国家によるテロが進行中だ。不適切な検査をしたり,産地を偽装したりしていることは警察も政府も含め,周知の事実だ。その上で,国民も自らの将来の健康を犠牲にして,放射線量が高い可能性のある農産物や魚介類を食べてあげている。これが望ましい支援の在り方とは思えない。こんな無理は,セシウムの半減期である30年間もの長期間続くわけがないし,発がんなどの将来的犠牲も大きい。政府も国民も,被災地への応援の仕方が間違っている。このような場当たり的・短絡的な支援の方法ではなく,他によい支援の在り方がたくさんあるように思う。