父や母から1度もたたかれずに大人になった人っているのだろうか。それを暴力と呼ぶのだろうか。あなたの親は,犯罪者なのだろうか。最近,学校における教育(「指導」でも「体罰」でも言い方は自由であるが)に関わって,詭弁やおかしな論理がまかり通っている。
日本人は,全員で第二次世界大戦に突き進んだように,良し悪しに関係なく盲目的に一斉に同じ方向に向かって突き進む習性を持っている。まるでイナゴの大群である。その習性は,70年近くたった今でも全く変わっていない。現在,「時には厳しい教育」(世間では,これを「体罰」などと内容的にも文字的にも故意にゆがめて騒いでいるが)に賛成でもしようものなら全国民から殺されかねない状況だ。
どちらが教育的にベターかの議論さえ許さず,自分と対立する意見を抹殺しようとする日本人とは,なんと愚かな国民なのだろう。これでは中国や韓国の国民性と全く同じではないか。結果がやはり子どもへのたたきなどは一切駄目となってもよいから,せめて対立意見の専門家や研究者(評論家は一部の根拠や調査結果だけで構成された持論を絶対に曲げることはしないので,評論家は話し合いに入れない)を集めて討論番組をおこなったり,政府内で検討会を開いたりしてもらいたいものである。
はじめのうちだけ自分の思いが絶対正しいと信じて疑わないエセ教育評論家の尾木ママや,成人してからもしばらくは傲慢で周囲の人々が手が付けられなかった特異な桑田元巨人軍選手,自我の強い偏屈な橋下大阪市長やスポーツライターの玉木氏など,個性的で独特な人々の意見ばかりを繰り返し報道しているのをみると,結論ありきでそれを正当化するために何でもありの番組作りをおこなっていると言わざるを得ない。マスコミや政府,日本は何を目指そうとしているのだろうか。繰り返しになるが,カナダでは厳しい教育(怪我をさせない程度のたたきなど)は法的に認められている。もし日本国民が現在主張している厳しい教育(現在の日本では,これを罰や暴力などと言って議論をすり替えているが)が本当に良くないのであれば,カナダ政府に善意の気持ちで「あなたの国の教育は間違っていますよ。どのような子どもに対しても,どのような状況でも絶対にたたくことはその子にとって良くないのですよ。」と教えてあげればよいだろう。