「自分のプレーをする」,「勝ちにいく」,「結果にこだわりたい」。どれもスポーツ選手がよく使う言葉だ。しかし,自分が下手だから自分にとって有利のプレーをさせてもらえないのであり,自分が下手だから勝ちにいこうと思ってもいけないのであり,自分が下手だから結果にこだわろうと思ってもこだわったような結果にならないのである。
 この3つの言葉は,力のない選手がはったりで余裕をかましてみせる,恥ずかしい文言でもある。言葉は何もいらないから,勝てるレベルになるまでひたすら努力をするしかないだろう。わざと勝ちにいかなかったり,結果にこだわらないような試合をしている余裕は,あなたにはないはずである。