「自信」とは,無能な者のはったりに過ぎない。知れば知るほど,学べば学ぶほど怖くなるものである。
 自信の塊である教員には,一歩一歩大海に踏み出だしてみてもらいたいものである。それまでの自分の言動がどのようなものであったかを知ることができる。大海といってもわかりにくいが,地域的には(できるのであれば)県外の学校,学問的には大学院あたりの世界に触れてみることをお勧めする。自分が信じてやまなかった地域の権威者など,どれほどのものかがわかるはずである。