オリンピックで金メダルを取ると300万円の報奨金が出る。一方,パラリンピックで金メダルを取ると報奨金は100万円だ。オリンピックとパラリンピックの違いは,選手が健常者であるか障害者であるかの違いだけである。お金の出所が違うにせよ,これは障害者に対する社会的差別ではないだろうか。
 今回日本男子柔道が情けない試合ばかりをして初めて金メダル無しで終わりそうであったが,それをストップしてくれたのはパラリンピック選手の正木健人氏であった。よく日本柔道を守ってくれた,ありがとうと言いたい。