昨日の夜,福島第1原発4号機プールで,水を冷却する装置が止まった。2つあるポンプがどちらも動かなくなったそうだ。現在プールの水温は31度あり,あと60時間で保安規定上限の65度に達するという。
 なぜいつも予備や補助の装置(発電機やポンプなど)が動かなくなるのだろうか。複数あれば,なぜそれら全てがいつも同時に故障するのだろうか。こんなことで簡単に危うくなる原発ならば,地震や津波が来たら一発ですべてが壊れそうだ。全ての予備(バッテリーや発電機など)は10個くらい場所を変えて用意しておいてもらいたい。それなら,そのうちの1つ位は動くだろう。
 今日,下に活断層がある可能性を指摘されている「安全,安心,大丈夫♪」の大飯原発が稼働する。福島は,大地震が来るとこうなるという見本だ。まず危険な状態の福島原発を安全な状態にするまでは,他の原発の稼働はひかえたほうがよい。