葛飾区の水元公園で放射線量の高い所が見つかったと東京都が発表した。地表から1メートルの放射線量が1.16マイクロシーベルト/時あったらしい。
都が管理する施設でホットスポットが見つかったのは今回が初めてということだが,今更なにを言っているのだろうか。昨年の4月,共産党の国会議員達が調査をし,水元公園が都内で一番放射線量の高いことを発表していたではないか。ただ東京都が知らん顔をして自ら調査をしなかっただけである。今回もこの議員たちの再三の要求で東京都が調査し,当然ホットスポットが見つかったので渋々公表したに過ぎない。東京都としては,これ以上放射線量の調査を依頼してくれるな!と言ったところだろうか。ふざけた話だ。
それから本日より,福島沖のタコが福島の食堂やスーパーなどの市場に出たとのことだ。食堂で食べた人々のインタビューを見ると,「おいしい」と口々に言っていたが,問題は味などではない。福島沖の海底には何がどのくらいあるか,だれもがわかっているはずだ。今後,少し手を加えて産地表示をしなくてもよい形にしておいてから,福島沖の魚介類が関東のスーパーなどで売られていくだろう。もう何でもありだ。やけくそとはこのことか。日本はもはや先進国の体をなしていない。