東電は,「原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。 したがって、東電は除染に責任をもたない。」と主張している。このような会社ならば,確かに何でもできると思った。神をも恐れぬ極悪人か馬鹿のどちらかである。昔,水銀などを川に垂れ流していたひどい工場でさえ,工場の敷地外に出たものは我々ものではないとは言わなかった(公害病との因果関係は否定していたが)。我々市民も,ブラウン管テレビを自分の家から持ち出してそのあたりに捨てれば,もはや自分の物ではなく責任もないのだろうか。ありえない話だ。
 これ以上被害が大きくなる前に,早く東電をなくさなければと感じた。さすがに国も東電の実質的な国有化を検討しているようだ。