今晩のNHKニュース7で,東工大の二ノ方氏が意見を述べていた。彼は9月の講演で「御用学者というような人は一人もおりません」と言い放った人物だ。私ははじめ彼を御用学者ではないと思っていたが,この9月の発言が私には「私も3月4月にウソやごまかしを言ってしまいました」という弁解にしか聞こえなかった思い出がある。
3月,4月ごろ,正確な根拠もなく安全安心大丈夫!と断言し続けた学者たちは数多くいた。国立大の学者や東電から補助金(研究費?)をもらっていた研究者,東電出身の研究者たちだ。それらの存在をすべて否定した二ノ方氏は,私の判断としては御用学者の中の親玉とみなさざるを得ない。
御用学者たちの言葉を信じて余計な放射能を摂取したり浴びたりしてしまった国民は多数いよう。御用学者よ,言ってしまったことやってしまったことは今更どうしようもない。しかし,さらにこれからの道まで見誤ってはいけない。反省なしに進歩なしである。