今年のNHK紅白歌合戦の目玉は,愛菜ちゃんと福くんの「マルマルモリモリ~♪」のようだ。番宣もすごいものがある。しかし個人的には,「もういい,聞きたくない」という気持ちだ。そもそもなぜあの曲がメインとなるのかも不思議に感じる。売れなかったとは言わないが,それほど騒ぐほど人気があったとも思えない。去年,NHKが紅白のメインとして大騒ぎした「トイレの神様」も同様だ。
 マスコミお得意の「虚像づくりと茶番劇」には個人的にもううんざりしている。実は,私は国民から人気のあるスマップのメンバーを歌手としても俳優としても,そして人間としても低い能力しかないと感じているし,ビートたけし氏もお笑いや映画監督としての素質がないとみている。現在キムタクとビートたけし氏の2人を秀吉と家康に置き換えている車のCMが流れているが,ここに日本のマスコミの体質(狙いや手段など)が凝縮されていると感ずる。
 最近の政治家や学者,芸能人などを見ていると,「素晴らしいもの」,「本物」がほしくなっている自分がいる。