今23日の7時だが,日本テレビで1000年後に残したい映像ということで,3月の地震や津波の映像を詳しく放送している。今後の教訓として流しているなどと,弁解のテロップ付きだ。
これらの映像は3月から4月にかけて,あるいはユーチューブなどで何度も何度も見てきた映像だ。何万人もの人が犠牲になった恐ろしい災害の映像だ。日本人のだれもが忘れたくても忘れることができない光景であり,テレビ局が再び「今後の教訓」として流さなくても,だれでもが強い教訓として心に刻んでいるのは当然だ。しかしその教訓を生かした街づくりをいまだにできず,放射能の除染やがれきの処理,原発の収束に必死の状況なのである。テレビ局が体裁を繕った「教訓」の名のもとに,視聴率を稼ぎ金儲けをするための非情で異常な番組作りに対して,私は断固抗議をする。
日本テレビの行動を私は忘れない。