福島第一原発から海に放出された高濃度汚染水についての海外の専門家や専門機関の分析によると事態は深刻で実際は日本政府や東電発表の放射線量の30倍とみているようだが,日本のニュースを見ていると毎日毎日「水揚げが始まった」とか「ようやく港が活気づいた」「大量だった」などといったような「魚がとれてよかった」という報道ばかりで魚介類への放射能の影響や海での詳細な放射能検査結果などは全く出てこない。
原発から80キロ離れた海域でも汚染が確認されており,海底にはストロンチウムが積もっている。学者によると,食物連鎖の関係から,すでに中型や大型の魚にも放射能が凝縮されているらしい。昨日回転寿司でマグロを見つめ,これにはいったいどのくらいの放射能が含まれているのだろうなどと考えながら,「えいっ!」と口に放り込んだ。日本には,もう楽しさも希望もなくなってしまった。