横浜でストロンチウムが検出された。ついに横浜で調べてしまったようだ。ハワイやアメリカ本土でも検出されているのだから日本でも調べればどこにでもある可能性はあるのだが,首都であり人口も非常に多いということで特に関東ではストロンチウムやプルトニウムの値を調べることは絶対禁止であった。それなのに横浜はパンドラの箱を開けてしまった。これ以上勝手に関東でセシウム以外の放射線量を調査をしないように,今頃政府はマスコミに指示を出して世論の封じ込めにかかっているのだろう。
同じ日,福島の米がすべての地域で国の基準値を下回ったので,これから市場に出していくとのニュースが流れた。先日,予備検査で国の基準値に達する放射能が検出された福島のある地域の田んぼの米は本調査対象から外され,近隣の米の検査が基準値以下となったため予備検査でダメとなったコメも出荷されることとなった。こんな馬鹿なことがまかり通るのか。日本は真っ暗な社会に入ったようだ。本調査対象から外されたが出荷できることになった農家の人がインタビューに答え,本当にこのコメを出荷してよいか悩んでいると答えていた。福島県の茶番調査,そしてその調査方法を認める国,本来であればどちらの行為も法的に罰せられる行為だと思う。しかしこのような時代,国民も非難の声を上げたりすることは許されないのであろう。もう放射能でもストロンチウムでも,心で泣きながら食べるしかない。あと50年早く生まれていればよかった。