アメリカの調査会社が「世界でもっとも評判のいい国ランキング」を発表した。世界の50か国を対象に,信用度,敬意,好感度や国民生活の質,治安,環境保護などについて4万2千人分のアンケートの結果をまとめたものだ。
 皆さんは,日本は何位だったと思われるだろう。大震災時,日本に対する海外の評判を報道によってかなり聞かされてきた日本人は,1位か悪くて3位ぐらいと思っているのではないだろうか。実は日本はトップ10にも入らなかった。情報操作とはこういうことである。
 日本人はちやほやされた情報のみに接していい気分になっているのではなく,「異なった意見は他にないのか」「今接している情報はもしかしたらウソの情報(あるいは偏った一部分の情報)ではないか」と常に疑いの目で情報に接することが大事なのである。