日本のゆくえ

　民主党は対話の環境を壊したと公明党の山口氏が話していた。駄々っ子か。
　どうも今の日本社会を見ていると，政治家，マスコミ，学者（放射線関連），地方自治体，企業，そして国民（世論）など，全てが相互に作用をしながら負のスパイラルに陥っているように感じるのである。
　どうすれば回復に向かって歩み始めることができるのだろうか。復興よりも政府の足を引っ張ることに必死の自民党やそれに対してペコペコしながら愛や全員野球を唱えている様子を見ていると，残念ながら数十年は政治に期待することはできない。マスコミはプライドで動く。国民はマスコミの言うとおりの意志を持つ。地方の自治体は政府の駒だ。企業の目的は利益である。では御用学者以外の学者たちはどうだろう。参議院の委員会で，国会の怠慢を痛烈に批判していた学者がいた（京大教授）。ネット上でも御用学者や政治家をずっと批判している学者もいる（京大の助教授か准教授）。こうやって見ると，どこからの影響も受けないまともな学者が全国から集まり，新たな学会なり機関をつくって提言を行い続け，日本を全体的に立て直していってもらうという方法も頭に浮かぶ。それも無理なら石原都知事の言うように，外国から一回強くビンタをされるしかないだろう。