茨城沿岸のアイナメから国の暫定規制値を超える放射能が検出された。事故後半年にもなろうとしている時期にである。高濃度や低濃度の放射能汚染水を大量に海に流していた当時,放射能は海流によって薄まるから大丈夫であると言っていた学者たちの言葉はなんだったのだろうか。
おそらく海底に多くのセシウムが積もってしまっているのだろう。そうであれば今後数十年,ウランやストロンチウムなどのセシウム以外の核種も含まれていたら数万年,太平洋沿岸の魚介類は食べられなくなる。これまでの政治家たちは,本当に大変なものを運用してきていたんだなあと思う。
太平洋側では,毎日サンマやマグロなどが水揚げされ,市場に出されている。もうどうでもいいのだろうか。ため息しか出てこない。改善のためにどこから手を付けてよいかわからない状況である。