市販されていても安全ではない

　市販されている製茶を抜き打ちで検査したところ，埼玉県産や千葉県産の製茶から多いもので規制値の５倍以上のセシウムが検出された。
　野菜にせよお米にせよ牛乳にせよ，たとえ出荷前の検査で規制値を超えるセシウムが検出されたからといって数ヘクタール分の米や野菜を全てを捨てる人がいるだろうか。大損害になるし従業員の給料も払えなくなる。ばれないことを祈りながら市場に出すのは当然と言えば当然である。そうであれば，せめて消費者側もそれに備える必要がある。
「市販されているものは安全」という言葉をいまだに使う人がいるが，今後は嘘を広めることをつつしみ，国や自治体，研究機関は市販されているものの放射能検査を徹底させていくことが必要であろう。