先の民主党代表選において,1回目の投票で海江田氏が大差で1位となった。決選投票においてもかなりの票数を獲得した。どのような票であれ,それほど多くの政治家から支持をされていたということだ。その海江田氏が党の執行部にも閣内にも入らないとなると,やはり小沢はずし内閣と言わざるを得ない。
 
 菅総理がなかなか退任せずに非難を浴びていたが,退任させずに長続きをさせていた張本人は,岡田氏や枝野氏である。この二人が辞任をするか菅氏にやめることを進言して抵抗していれば,すぐにでも菅氏は退任したことであろう。この5カ月の事実上の政治空白の原因は,怨念によって菅氏を支え続けていた岡田氏と枝野氏がつくったものである。だからこの2人は震災復興を遅らせ,政治の混乱を起こしていた責任を取る意味でも,新内閣において閣内に入ることは許されない。
 そもそも今度の新内閣は「怨念の政治をやめる」ことを第一に掲げているので,怨念の塊であるこの2人(菅氏を入れて3人)が新内閣でやっていくのは無理であろう。