伸子夫人の暴走

　国民栄誉賞をもらったなでしこジャパンのメンバー1人1人に，菅総理と伸子夫人が手紙を書いて渡したそうである。二人とも自分自身の立場や評判を客観的に見ることができていない。あまりにも無知で身の程知らずの似た者夫婦である。もはや全国民の嘲笑の対象となっているペテン師からの手紙などなでしこジャパンのメンバーもいらなかったであろうし，手紙だから捨てるに捨てられないで迷惑をしているのではないだろうか。手紙には政治となんら関係のない伸子夫人の名前まで書かれていて，「なぜ？」とわけがわからないで戸惑っているのではないだろうか。菅氏は相談する相手も仲間も政治家にはいないので，菅氏がこれまでどうしても総理をやめなかったり，なでしこたちへの手紙を２人で書こうとしたりしたのは，家庭での二人の会話によるものと推察される。
　先日伸子夫人が，海江田氏は総理にふさわしくないと夫の菅氏に進言した。菅氏はもう総理をやめるからよいが，もし続けていて強い権力を持っていたとしたら，伸子夫人の言葉は日本を左右するようなことになっていたかもしれない。伸子夫人は事実上菅総理の補佐役となって叱咤激励をして，間接的にこれまでずっと国政を動かしていたのだと私は思う。菅氏も夫人の言うことは正しいと思い，信頼していた。しかしこのような政治の決定の仕方ではあまりにも危険であり異常な状態である。総理夫人は政治に口を出すような立場ではない。やはり菅氏は総理をやめたほうがよかった。もう一国の政治の決定方法が限界にきていた。