原子力における国の御用学者たちの主張を拾ってみた。

<東大>
「炉心溶融はありえない」
「格納容器は物理的に破損しない」
「安心安全心配なし」
「浜岡原発は絶対安全だ」
「プルトニウムは飲んでも安心。どうして信じない!?」
「水素が出ますが爆発はしません」

<東工大>
「1号機の煙は爆破弁の成功です」
「放射能が漏れることはない 事態は悪化しない 汚染水は漏れない」

 これらのセリフは,すべて異なる研究者の発言である。断言したことが違っていたのだ。これでは研究者として失格である。いや,本当は危険性があることは認識していたが東電や国から様々な名目でお金をもらっていたので嘘を言っていただけで研究者として知らなかったわけではないというのであれば,それは研究者うんぬん以前の問題で,ただの悪いうそつき人間ということになる。もう一度小学校からやり直して,道徳をお勉強したほうがよい。
 御用学者の主張のほとんどは,政府の主張と一致する。政府や政治家には原発のことなど全くわからないので,御用学者の言うことを信じるしかない。つまり,原発をつくり,事故を起こし,大量の被ばく者を生み,東日本の土地をダメにしたのは,御用学者たちの責任が一番大きい。東大などの原子力関係の研究者全てが本当のことを話していたら,東日本が放射能汚染されることはなかった。大昔の縄文時代から続いてきた放射能を気にしない生活が保たれていたはずだ。主に東大が福島の町を壊滅させ,(結果的に)福島県から県民を追い出し,東北の農産物や自然を汚染し,多くの人々の平安な生活を奪ったのである。
 東大の御用学者の数は上の発言者だけではなく,この何倍もいる。東大の学長は責任者として,そして研究者の端くれとして,何か国民に言うことはないのだろうか。東大の研究者たちは,外部からのゆがんだ影響を受けることなく研究のみに専念し,研究者としての発言や行動を命を懸けて貫き通してもらいたい。殺されようとも事実を言い続ける。それが真の研究者であろう。