福島第一原発の汚染処理は,度重なる機械の不都合でなかなか進まないようである。機械の処理能力が当初の汚染処理量目標値の70%→50%と次第に下がっている。だから国や東電はどうしたかというと,目標値を下げて現在処理ができている割合を強制的にあげた。バカじゃないだろうか。そんなことをやって何になるのか。それで汚染処理の量が増えるのか。何らかのプラスがあるとすれば,第二行程の目標はほぼ達成できたと国や東電が言えるようになることくらいか。
 原発事故そのものよりも,このようなごまかしがあたりまえのように言われそれが通用するようになっていることが今後の暗い日本を暗示させる。