「ただちに健康被害がでることはないので心配することはない。」
ただちに健康に被害が出るというのは,以前に東海原発でおきたような数十センチ先で臨界が起きた場合である。最悪の状況にならないから安全だという論理を,よく研究者が言うなあと思う。どんな論文を書いているのだろう。
チェルノブイリではたくさんの人々ががんで亡くなった。5年ほど過ぎてからがん患者が増えてきたということだ。ただちにがんになって亡くなったわけではないので,チェルノブイリ事故は人にとっては安全だったのだろうか。
原発事故後,「そんな馬鹿な…」と思わず口から出てしまうような説明や言い訳ばかりである。