菅総理は,原発の運転再開について「経済産業省の保安院がチェックし、その上司に当たる経産相が最終判断する形では国民的理解を得られない」と復興特別員会で述べた。そして,運転再開は自分と枝野官房長官と海江田経産大臣と細野原発事故担当大臣の4人で判断することを明らかにした。菅総理以外の3人って,菅氏の手足となって働いている直属の部下ではないか。もっと国民的理解を得られないだろう(しかし申し訳ないが国民も賢くないので,実際には国民の理解も得られてしまう)。
 さらに言わせてもらえれば,全員原発や危機管理,政治(国を立派につくり治めること)の素人で,詭弁と謝罪(ミスをしては謝っていい人ぶること)だけでここまで来た経験の浅い人々である。一国を任せるにはあまりにも無謀だ。
 自分だけで国の重要なことを決めていこうとする菅氏だが,今日の夕方の会見では日本のエネルギー政策について「脱原発」を表明した。これについても国会ではもちろん,党内でも閣内でも議論すらおこなっていないだろう。何カ月もたってから場当たり的に個人の思い付きをぱっと言う。菅氏は総理職の発言の重みがわかっていないようである。菅氏一人の独裁政治が目に余るようになってきた。もう限界だろう。全員で菅氏をやめさせたほうがよい時期がきたように思う。