福島の子どもたちの尿を調べた結果,被験者全員からセシウムが検出された。高い子どもではセシウム137については1.30/ℓベクレル,セシウム134については1.13/ℓベクレルであった。現在も内部被ばくをし続けているのだろう。「風評被害だ!」とわけのわからないことを叫んで放射能入りの農産物を思い切り売りさばいてきた農家や農協の人々,それらの行動を支えてきたマスコミや政治家たち,それらに賛同をしている一部の国民も,これで満足してもらえたと思う。だからもうこのへんで勘弁してくれ。
 内部被ばくをしている子どもの数は福島県内だけでも数千人か数万人なのだろうが,これらの子ども達は不安を抱えながら癌になるまで,あるいは60年位生きることになる。農家やマスコミ,政治家たちは取り返しのつかない,責任をとれないことを堂々とやっている。世の中は変わってしまったが,あなた方が人であることは変わっていない。人として生きている間は,「人としての道」を歩まなければならない。さもなければ意図的に放射能を食べさせられている人々は報復し,最終的には世紀末のような殺し合いだけが世の中を支配する世界となる(そうならないのは善良な一部の人々が泣き寝入りをしてあげているからにすぎない)。限度をわきまえてちゃんとやっていくことを望む。