定期点検で止めている原発を再開させるかさせないかを決めるため,国の説明をよく聞いたり実際に視察に行ったりして決めたいと,市長や県知事が話している。
 しかし国の説明を聞くといっても運転再開をしてもよいと思わせるような偏った事実しか話さないであろうし(危険な部分は話さないであろうし),視察に行くといってもまったくの素人が見ても何もわかることはない。仮に市長さんが原発の専門家だったとしても発電所側は危険性のある所にわざわざ案内するはずもない。これらのことは,市長や県知事もわかっていることであろう。それではなぜわざわざ国による安全性だけの説明を聞いたり原発の視察に行ったりしようとするのだろうか。それは原発再開を許可する口実をつくるためとしか考えられない。つまりその自治体では,結論はすでに決まっているということなのであろう。
 ヨーロッパでは原発をなんとか止めていこうとする動きが広がっているのに,元に戻すことができない大変な被害を受けた日本が必死になって原発を動かそうとしている。