空間放射能の結果を各自治体のHPで見ると,必ずと言ってよいほど「測定結果は健康に影響が出るレベルの値ではありません」と最後に書かれている。もし健康に影響が出るレベルの値ではないと断言できるなら,その自治体の職員はその数値の放射能が出続ける装置を自分の家において,子どもも含めて家族全員が浴び続けても何ら構わないということになる。それで本当によいのであろうか。健康に影響が出るか出ないかを判断する値が国際的な専門機関によって決められているわけでもないし,個人の年齢や体質などによっても影響度は異なる。国の高い暫定基準値が判断のもとになっているとしたら,それこそ危険な判断だ。自治体による発表は,発災以前の放射能数値と本日の放射能数値の表示だけでよい。あとは個々がそれぞれ判断する。役所の感想や主張,レントゲン1回で浴びる放射能量などいらない。
国のお抱えとなっていない学者によると,浴びてもよい放射能など少しもないという。はっきりしていないことを,何らかの意図によって自治体が断言をするような言い方をするのはやめようではないか。地方自治体は単なる中継機関やどこかの広告塔ではないはずだ。
国のお抱えとなっていない学者によると,浴びてもよい放射能など少しもないという。はっきりしていないことを,何らかの意図によって自治体が断言をするような言い方をするのはやめようではないか。地方自治体は単なる中継機関やどこかの広告塔ではないはずだ。