東電社長が土下座行脚を行っている。しかし,あれはパフォーマンスであるとの見方もある。たしかにマスコミを引き連れて、これでもかと土下座をしまくっている。その社長の表情からは、反省が全く感じられない。無表情で、あまりにも機械的なパフォーマンスだ。「責任逃れができるのならば、土下座なんていくらでもやってやるぞ!」といった覚悟や余裕さえ伝わってくる。
1円にもならない言葉や土下座など無意味なことはいらないから、亡くなった人の命や家屋、土地などの値段や失った仕事の給料代等を算出して一人一人に支払うのが当たり前のことであろう。もちろんこれだけではない。故郷を追い出されたり家族を亡くしたり、あるいは死ぬまでの生活環境や今後の仕事に対する精神的な被害や実害などに対する賠償金も必要である。これらが正当な代償である。
避難をされている原発周辺の市町村のみなさんは,1円にもならない形式的な仰々しい土下座などで許さないほうがよいだろう。東電が、利益や保身より倫理を優先させるわけがない。