コウナゴ以外の漁が再開された。コウナゴ以外の魚は安全だと判断したとのことだ。そんなばかなことはないだろう。コウナゴのすぐ横にいる別の種類の魚は大丈夫だというのか。みんなおかしくなっている。ありえないことを平気でいい,それがまかり通った社会になってしまっている。漁業を守るために,国民が協力して放射能を食べてやるといった構図だが,そんなことは認められないことだ。そんなことは協力でもなんでもない。危険性のある漁はしない,市場に何とか出そうとしない,それによって国民の健康や命を守る,そして損害を受けた漁業関係者にきちんと補償するという構図であるはずだ。漁業関係者も,そんな魚を捕ったり何とか売ろうとするものではない。国民の健康に影響を与える可能性があるとわかっていて採ったり売ったりするのは犯罪行為だと思う。そんなことをするのではなく,漁を行わないで被害を国に求めていくべきだろう。農家の人たちもそうである。200キロ近く離れた東京での放射能の積算量も低いものではない。福島を含めその近県でつくられた農作物は,メッシュ状に細かく土壌を定期的に調べていない現状では,農作物や牛乳などは一切国民に食べさせるべきではない。「だって損害がすごくなる。仕事が亡くなる」と繰り返し言うだろうが,だからそれは東電や国に補償してもらうのだ。そして国も補償するといっている。合わせて,メッシュ状に細かく土壌や海の放射能を定期的に調べるように訴えていく必要がある。漁業や農業の人たちの頑張る方向が間違っている。国民の健康や生命を何とも思わない漁業関係者や農業関係者がもしいたとしたら,仕事を変えたほうがよい。
 そういえば,牛肉からも放射能が検出されたが,その後,肉牛の放射能検査は行われているのだろうか。もし行われているのであれば,どのくらいの範囲で,どのくらいのサンプルで,どのくらいの間隔で調査がなされているのだろうか。福島だけではなく放射能が少なからず降っている栃木や茨城,千葉,埼玉の牛肉は,調べたことがるのだろうか。もし調査をしてるなら,すべてを公表しなければ国民は安心できない。