都知事選がスタートした。
今回の原発事故でわかったように、大きな災害時には、行政の長の判断力や交渉力、調整力、人脈、町づくりや防災、福祉などに対する思いや見識、実行力などがその地区の住民の命を左右する。都民は数百万人の命をそのまんま東にあずけることができるだろうか。彼に商品や観光の宣伝以外に何らかの能力があるとは思えない。犯罪を犯しながら長年三流芸能人として他人に認められたいというコンプレックスだけをどんどん大きくしていき、見栄がはれる「大学名」にこだわり、はったりと口八丁でここまで来た彼の性格や能力が私にはよくわかる。
東京で大きな災害があり、行政の対応の間違いやミスから最悪の結果になった後、そのまんま氏は口蹄疫の時と同じく「マニュアルになかったんですよ。(対応が遅れて被害が拡大したのは)仕方ないじゃないですか。」と言って逆切れし、怒鳴って、責任回避に必死になることだろう。そんなお遊びに、数百万人の命をあずけることはできない。
もちろん、東京都の長として能力不足の人物は彼一人ではない。都民は、今回の災害を思い出しながら、いろいろなことを考えて誰に投票をするか決めてもらいたい。