アメリカ国務省のメア日本部長が、沖縄の人々はごまかしとゆすりの名人だと述べ、沖縄から抗議を受けている。
 沖縄の人々がごまかしたりゆすったりしたかどうかは、私はメア氏のように直接沖縄の人々に接してきたわけではないのでわからないが、基地問題のニュースにおける沖縄県民の言動を見ていると、いつも違和感を感じていたのは事実である。態度や発言に韓国や中国の人々が重なってみえるのである。沖縄県の代表である知事の態度も私にはふてぶてしく好戦的な人物に見える。少なくとも他の都道府県知事にはいないようなタイプだ。
 今回、アメリカ政府が謝罪をしているにもかかわず、沖縄のほうではメア氏の更迭も要求していくようだ。やりすぎではないだろうか。ここにも韓国や中国と同じ臭いを感じる。一昨日、沖縄県の人が「沖縄県民の感情を傷つけた」といつもの言葉を述べていたが、この言い方も「韓国国民の感情を傷つけた」という脅しまがいの陳腐な表現を髣髴とさせる。これら一連の沖縄の人々の言動は、沖縄にアメリカ軍基地ができた後、その周囲に多くの人々が移り住んできたことと何か関係があるのだろうか。私には沖縄(の一部?)の人々に、どうも同じ日本人の民族性が感じられないのである。
 日本語を話さずに通訳をつけて過ごすアメリカ大使もいる中、メア氏は日本語を話していた。私には、メア氏が単に沖縄の人々を見下しているのではなく、付き合ってみて心からそう思って発言をしたのではないかと思うのである。沖縄で実務に携ってきた彼がどれほどの苦労をし、ひどい交渉の現実を見せられてきたか、なんとなく想像ができる。
 彼は現在一定の権限を持ったアメリカ代表としての地位にあるわけはなく国務省の一職員に過ぎないし、公に発言したものでもない。学生達に話したことが公になったから騒ぎになったのである。経験者が、公ではない場所で自らの経験や学んだことを連絡したり伝えたりすることは当然のことで、非難されることではない。沖縄の人々に配慮して具体的なことを語らないでいてくれることや、更迭されてしまう結果になったことを、私はありがたく、そして申し訳なく思うのである。