NHKがなぜ世論操作をするのか。

　ＮＨＫのニュースウォッチ９で、アナウンサーやキャスターが毎日意見を言うようになった。いつから世論操作をする局になったのか。しかも、その意見は毎日私の考えと反対の主張なので、恐さも感じるのである。「世論操作などしていない」とＮＨＫは言うだろうがそれは結果的にウソで、多くの国民は、意見や主張も含めＮＨＫで放送されることは疑いなく無条件で受け入れて自分の意見としてしまうのである。まさかＮＨＫは嘘や間違ったことは放送しまいと思っているのである。
　ちなみに今日は予算案の採決を欠席した民主党の１６人への強烈な批判であった。まさか反対票は投じられないので、欠席をしてマニフェスト違反の予算案に反対の意を表明したのである。今の民主党の独裁的で病的な言動に誰かがストップをかけなければいけないという党を思う気持ちからの行動だ。どうして悪いのか。悪いというには、党執行部の行動が適切であるという前提が必要だ。ＮＨＫのアナウンサーとキャスターも、この１６人をまるでおかしな人や犯罪者のような扱いをしていた。今日のニュースを見た国民は、「ああ、あの１６人の行動は間違いだったんだなあ。悪い人たちなんだなあ。」と思ったであろう。ＮＨＫは何かをたくらんでいるか（何かを命令されているか）、情報の取り扱いに関しては素人かのどちらかであろう。
　ＮＨＫのアナウンサーなどが意見を言って、ゆがんだ世論づくりをする必要はない。ＮＨＫのアナウンサーの仕事は、間違ったりせずに正確に聞きやすく事実のみを（量的にも）公平に国民に伝えることだ。キャスターの仕事も個人的な思いや意見を訴えるのではなく、情報を整理したりまとめたりするなど事象の構造をわかりやすくして視聴者に伝えることではないのだろうか。