東京マラソン

　今日行われた東京マラソンで、一般の市民ランナーが日本人トップの３位となり、次の世界選手権代表に内定したそうだ。
　選考会を兼ねた大会だというが、たった１回の大会結果で世界大会やオリンピックの日本代表選手を決めるのはあまりにも無謀なことだからやめたほうがよいと何年も前からこのブログで繰り返し言い続け、毎回その通りの惨憺たる結果になってきた。健康上の理由から大会そのものに出場しなかった選手もいた（私はこれまで、選手の過去２～３年における安定した大会結果から代表を選出するように提案してきた）。
　今回内定した一般の人も、もし内定を断らないのならば最低限自分で健康管理に努め、風邪や腹痛、肉離れなどで大会そのものに出られなくなったなどと決して言うことなく、せめて大会には出場できるようにしてほしいものである。数少ない貴重な日本代表枠なのだから。彼の過去のちょっとした成績や歩んできた道を見ると、どうも突然病気か調整失敗を理由にぎりぎりになってから世界選手権を棄権をしそうでとても心配な面もあるのである。
　日本陸連の上の人たちがこのブログを見ているとは考えにくいので、ここで何度言ってもこの代表の選び方がなくならないのは当然か。やはり「歴史は繰り返される。」