参院で仙谷氏と馬淵氏に対し問責決議が出され、自民などによって可決された。それを受けて、両氏は新内閣から去ることとなった。
 衆院で問責決議が出されれば、民主党が多数を占めているので当然否決となる。参院の意思の方が優先されるというわけではない。だから参院だけで問責決議が可決となってもあまり意味のないことである。
 しかし民主党は自虐行為が好きなので、参院での決定をそのまま受け入れて実行に移した。民主党は問責可決の意義を自ら勝手につくり、示してしまった。これで自民党は新内閣のメンバーを全員退陣させられることができるようになった(難癖をつけて参院で問責決議を出せばよいのだから)。