M-1グランプリをやっている。私は「笑い飯」の漫才を見て笑ったことがない。しかし、毎年このM1-グランプリの上位に入ってくる。吉本興業の力だと思うが、さすがにこれまでは優勝させることへの批判が恐かったのだろう。
 しかしM1は今年が最後ということだ。批判を受け来年の運営方針を心配する必要はない。恥も外聞もなく、思い切り計画通りに事を運ぶだろう。
 審査員の東京メンバーには吉本の無言の圧力に対抗できないような力のない芸人を選び、決勝進出者からは力のある東京メンバーをおとして「笑い飯」の当て馬のようなコンビだけを残すなど、「笑い飯」を優勝させるための地固めはすでに整っている。
 あと30分ほどで優勝者が決まる。最後のM1で「笑い飯」が優勝しなかったら、吉本興業は不正をしないまともな会社であることを認める。